ARCのネタバレ
ARCのネタバレ集
この記事はCompetitive Programming Advent Calendar Div2012の19日目の記事です。
ARCのネタバレをします。
といっても、ぼくはWriterではありません。
社長が作った問題(らしき何か)にストーリーをつけて、正しい日本語にするお仕事をしています。
問題タイトルをつけたりもします。まれに図も作ります。代表的なものでこれとか。
わかりづらかったら責任は僕にあります。
ARCでは問題文に本当に気を使っていて、
「簡潔に」「正確に」
を目標にコンテスト開始前には何度も何度も作った問題を推敲します。
ユーザが一度読んだだけで題意を理解できるような、当たり前といえば当たり前ですが、そんな問題文を作っていくつもりです。
しかしこの推敲作業、本当にしんどい作業で、たまに気晴らしでネタを仕込みます。
競技プログラミングを極めた人も、まだまだこれから!という人も、楽しんでもらえるとありがたいです。
ARC#004
平均値太郎の憂鬱 ( The melancholy of Taro Heikinchi )
兵庫県西宮市に関係がありそうなこの作品より。ちなみに未読。
表現の自由 ( Freedom of expression )
日本国憲法第21条「表現の自由」
ARC#005
P-CASカードと高橋君 ( This story is a fiction )
世の中にはこんなものがありまして...
フィクションって書いてるからセーフのつもり。
器物損壊!高橋君 ( Search and destroy )
某吸血鬼漫画で、主人が吸血鬼に命令を下すときに Search and Destroy と言ってたような...
まあ、Twitterでこんなこと言ってたので、この時期はテンションが高かったんでしょう。
連射王高橋君 ( We have nothing to do with him )
彼とは何の関係もありません。
ARC#008
謎のたこ焼きおじさん
「謎のあしながおじさん」というフレーズ、どこか(たぶんNHKの教育番組)で聞いたことがあって、それがこの年になっても忘れられなかった。
タコヤキオイシクナール
オリジナルは「謎の白い粉」だったけど、ストップがかかった。
高橋くんがたこ焼きにこれを振りかけているところを想像すると、笑いが止まらないんですけどねえ。グヘヘ
ARC#010
情報伝播
この問題は北大のDにゃんさんが作ってくれた問題で、問題設定だけ考えました。
せっかくA問題で青木くんに就活してもらったので、どうせならMI6に就職させてみようという試みです。
諜報機関なのに給料低いらしいですよ(まとめブログです)。スパイ活動も大変ですね。
問題文を作成するにあたり、解答するにあたってどうでもいいけど、それがないとストーリーが不自然になる情報、例えば
「このミッションを達成するために、青木くんは全ての仲間の場所に赴いて
1 機密情報を伝える
2 持っているスピーカーを叩き潰す
3「機密情報を漏らすな」と念を押す
この 3 つを行えば良いのですが、残念ながら全ての仲間の場所へ赴くような時間はありません。」
について、すごく気になるのですが、みなさまはどうお考えですか。(個人的にはあってもいいと思ってます。というか、面白い文章のほうが好きです)
まれに、登場人物に対して「なんでやねん!」と突っ込みたくなることはありませんか。
器物損壊高橋君とか、上下左右には壁を破壊できるのに、斜めには破壊できないという...
最後に
ここのところ、競技プログラマのレベルが向上してきていて、本当に素晴らしいことだと思います。
もっともっと参入障壁がさがって、ユーザ数が増えればいいなと思います。